
テニス肘(外側上顆炎)は、肘の外側に痛みが出る状態で、ラケットを使ったスイングや日常の手首の反復動作が原因となります。物を握る、持つ、手首を返すといった動作で痛みが強くなるのが特徴です。
テニス肘の原因について

テニス肘(外側上顆炎)は、肘の外側に痛みが生じる状態で、多くの場合は手首や前腕の反復動作をきっかけに発症します。その原因は一つではなく、複数の要因が重なり合って起こると考えられています。
まず主な原因として挙げられるのは、前腕の伸筋群(手首や指を伸ばす筋肉)への過度な負荷です。テニスのバックハンドやラケット操作、日常生活で物を繰り返し持つ動作などで腱に負担がかかると、炎症や微細な損傷が起こります。
また、フォームや手首の使い方の癖も発症リスクを高めます。肘や手首の動かし方に偏りがあると、特定の腱に負荷が集中し、軽い動作でも痛みが出やすくなります。
さらに、筋力不足や柔軟性の低下も大きな要因です。前腕や肩の筋力が弱いと、肘の腱にかかる負荷が増え、炎症を起こしやすくなります。加齢により腱の柔軟性が低下すると、衝撃や負荷を吸収しにくくなることも影響します。
他にも、疲労の蓄積や長時間の反復作業、ストレスによる筋肉の緊張なども、発症の引き金となります。これらの要素が重なり合い、「ちょっとした動作」をきっかけに、肘の外側に痛みとして現れるのが、テニス肘の特徴です。
テニス肘の症状について

テニス肘は、肘の外側に痛みが生じることが主な症状です。日常の手首の反復動作や、ラケットを使ったスイング、物を持つ動作などで「ズキッ」とした痛みが走るのが典型的なパターンです。
発症直後は、肘を曲げたり伸ばしたりするだけでも痛みを感じ、ドアノブを回す、ペットボトルを開ける、物を持ち上げるといった日常動作にも支障をきたします。痛みは肘の外側に集中することが多いですが、前腕や手首に広がることもあります。
多くの場合、痛みは肘周辺にとどまりますが、症状が進むと握力低下や物を握りにくくなるなどの違和感が前腕に広がることもあります。ただし、しびれや手の筋力低下が強い場合は、他の神経障害が関係している可能性もあるため注意が必要です。
また、テニス肘は発熱や全身症状を伴わないのが一般的ですが、痛みによる筋肉の緊張や不安感で、腕がこわばったり力が入りにくく感じることもあります。
症状は通常、適切な休養や負荷の調整で数週間から数か月で軽快していきますが、無理に肘を使うと悪化する恐れがあります。症状に応じた安静や日常生活での肘の使い方の工夫が重要です。
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